相場なんか見てません

年収200万の俺が不動産オーナーになった経緯とこれから

魂の叫び~時の継承者~

魂の叫び~時の継承者~

吉野家ではよくドラマチックな客に遭遇する。

すき家や松屋じゃ全く見かけないんだよね。お前大丈夫かよ、死にかけてないか? っておじさんとか、吉野家デビューで緊張してる中学生集団とか、紅一点の女子の気を引こうと牽制しあってる大学生サークルとかね。そういうドラマ。

吉野家デビュー中学生集団はちょっといいエピソードでな。俺が入店した時、彼らはカウンターで注文を迷っていた。俺はいつもの流れで並のつゆだくと玉子を注文。すると彼らの一人が同じように、並つゆだくと玉子を注文。他の4人も全く同じ、並つゆだくと玉子を注文した。

俺は彼らのプライドを傷つけぬよう無視を決め込む。俺と彼らに牛丼と玉子が運ばれた。彼らの一人が「玉子なんかどうするんだよ」とつぶやく。「わかんね」「飲むんじゃね?」と仲間たち。俺はマイペースで玉子を溶き、それを牛丼にぶっかける。それを見た彼らが一斉に俺の真似をする。

「うぉ」「うめぇ」「すげぇ」と、玉子かけ牛丼に感嘆の声を漏らす彼ら。俺は彼らとは目も合わせず、いそいそと牛丼を平らげ「ごちそうさま、会計お願いします」とわざと大きめの声で店員を呼び、支払いを済ませて去った。なにも交流しなかった。

先人の姿を見て作法を知る。

それが我々吉野ラーの血脈だからだ。

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