相場なんか見てません

年収200万の俺が不動産オーナーになった経緯とこれから

不動産屋の日常。春の繁忙期。

不動産屋の日常。春の繁忙期。

不動産屋には繁忙期というものがあってね。

2月、3月の新生活シーズンが一番忙しく、9月にプチ繁忙期という、転勤シーズンがある。

地域によっては1月から繁忙期というところもあるらしいが、俺のところは北国だからね。例年1月は降雪のまっただ中。部屋探しに動き始める人は2月からが多い。

今年は賃貸の動きが早い。

だが、今年は正月休み明け直後の土日から忙しくてね。1月も毎週末、フル回転で部屋探しのお客さんが来店している。

正直理由はわからない。雪が少ないわけでもないしね。

バタフライ効果ってやつかもしれない。

「ブラジルの蝶が羽ばたくと、テキサスで竜巻が起こる」という例で表現される波及効果のことだ。

誰か一人が「早めに部屋探ししようかな」と思うとき、それは何か直接的でない遠因があって、それを感じ取った多くの人が同様に考えてしまうのかもしれない。


バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]

↑はバタフライ効果をテーマにした映画でね。ほんの些細なことで人生が大きく変わってしまう恐ろしさと面白さを描いた傑作。

低予算の映画なのだが、テーマの斬新さとアイデアを損なわない見事な脚本で抜群に面白い。

こんな傑作がメジャーにならないから日本映画界は謎。

あー、映画じゃなく、ゲームやアニメで表現すべき題材なのかもしれないな、日本という国での需要は。

繁忙期は伊達じゃない。

不動産屋の繁忙期ってのは本当に忙しくてね。お客さんがひっきりになしに来店して、昼飯を食う暇なんかない。

こないだ備蓄食料を購入してね。カロリーメイト、ウィダーインゼリー、ソイジョイを大量に買った。

案内と契約の合間の数分に、これらを食べられたらラッキーという世界。

カップラーメンも買ったのだけど、お湯を入れたらお客さんが来てしまい、デロデロにふやけた麺が放置されている風景というのも日常茶飯事。

日中は案内。夜は契約書の作成、回収書類のとりまとめ。営業だけでなく、事務も管理も大忙し。

退去、入居の度に膨大な事務処理が発生するし、管理は退去立ち会い、リフォーム、クリーニングの手配で夜遅くまで現場を飛び回ってる。

なぜ頑張れるかと言うと、やはり管理物件の空室を埋めたいからかな。

不動産屋のあるべき道。

これからアパートオーナーになる人にも知っておいてもらいたい。

不動産屋がどんな思いで繁忙期を戦っているか。

すべての不動産屋が同じではないかもしれないけれど、うちの店はオーナーの利益を最大化することを主題にしている。

自社の利益優先とは考えない。それは後からついてくるものだから。

オーナーの利益を確保すれば、管理手数料が貰えるというのが、うちの管理契約。

だからオーナーの利益を最大化しようと日々努力している。

それは空室対策だったり、リフォームの提案だったり、節税対策だったり様々。

オーナーの利益を増やすため、根幹になるのが入居者からの家賃。

だから入居者の利益も守らなきゃならない。

クレーム最優先。

売上げを取ることより、入居者からのクレームを最優先で解決しろといつも言われている。

世間では、大家が強くて入居者の立場は弱いと思われがちだけど、本当はそうじゃない。

お金の流れを考えれば分かる。

入居者からの家賃→不動産屋が回収→大家の収入

お金を払う人が本来、一番強いはずなんだ。資本主義ってそうだろ?

だからと言って、入居者が威張ってもいいって話じゃないけど、本質を勘違いして、へりくだるのも違うよって話。

威張ってる大家さんってのも実際いるけどね。お金を貰っている立場だって本質を知っていればそうはならない。

俺たち不動産屋も、間に立っているからと両者にへりくだったりはしない。

両者の利益を最大限に守ろうとしているけれど、必要なことは言うし。できないことはできない。でもその根本にあるのはみんなの利益の確保。

鳥の目。

俺もいつも見失ってしまうんだけどね。構造を全体から俯瞰した鳥のような視点。

なにかトラブルがあると、自分の視点だけの虫の目になりがち。

己のことだけ考えていると、関係したみんなが損したりする。

全体の利益を意識にすると、ベストな解決が見えてくるし、自分にも利益が自然と帰ってくる。

難しいね。でもやるべきことが分かっているなら、そこに向かって進むしかない。

まだまだ繁忙期の序の口。

頑張っていきますよ。

質問や感想、雑談など待ってます

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