相場なんか見てません

年収200万の俺が不動産オーナーになった経緯とこれから

僕は欲しいものを値切らない

僕は欲しいものを値切らない

父と買い物をして、変わってしまった自分に気づいた

先日父と、家電量販店にフットバスを買いに行った。フットバスってのはこういうの。足湯をする機械。


パナソニック スチームフットスパ 遠赤外線ヒーター付 白 EH2862P-W

病気で血行が悪くなり体調がよくない父に、こんな機械があるよと教えたら、欲しいけど現物を見たいとなったわけだ。Amazonでは24,000円ほどだったものが、近所のお店に行ったら25,000円。これでいいじゃんと買って帰ろうとすると、父がネット価格を見せて値切ってみろと言った。

そうね。以前の俺なら同じようにしてた。以前ってのは投資を始める前。今の不動産屋に勤める前の話。同じ品なら安い方がいいもんね。

でも俺は父にこう言った。「これがこの店の適正価格なんだよ」と。

適正価格と欲しいものの価値

同じ物なら安い方がいいってのは当たり前の基本だが、父は実物を見たいと思い、店に来たわけだ。そしてネットとの価格差は1,000円ほど。今買えばすぐに持って帰って効果を試せる。大きさも確認できた。俺は1,000円余分に出す価値はあると考えた。

そしてここは、大手の家電量販店である。値付けには細心の注意を払っているだろう。ネット価格に勝てないのは当たり前だが、値引き前提で表示価格を盛っていたらそもそも客が来ない。ネット価格を意識しつつ、採算が合うギリギリの価格設定にしているはずなのだ。

俺が働いている不動産屋でも同じだ。賃貸住宅の家賃は、相場や物件の状態を慎重に検討して設定されている。高ければ、そもそも部屋を見に来る人が居なくなるし、安すぎればオーナーの収益を阻害することになる。たまにどんな部屋を見ても「家賃下げて貰えませんか?」と聞いてくるお客様に遭遇する。そんな時は適正価格の説明をして理解してもらうようにするのだが、どの部屋でも「安くして」と言われると営業としてもテンションが下がる。だったらもっと安い部屋にしましょうよと言いたくもなる。

適正価格で販売できないのならば、極端な話、そのお客様には販売しないほうがいいのだ。なぜなら適正な利益を得られなければ商売を続けられないから。どんな商売も、売ることそのものが目的なのではない。適正な利益を得ることが目的なのだ。

フットバスをネットより高く値付けしているお店も、不当な利益を得ようとそうしている訳ではない。店舗、在庫の維持、人件費を考えれば、1,000円の価格差は本当にギリギリの妥協点だろうと想像できる。だから俺は父の値切れという言葉に反論した。今すぐ持って帰れる価値、不良品の交換のしやすさも勘案してだ。

そんな発言をする自分にちょっと驚いた。今の職場での上司の教えや、投資を学んだことの影響なのだろう。

欲しいものの価値を見極める

根本として、父にはフットバスが必要だと考えていたことが大きい。冬の寒さで血行が悪くなり、寝て起きるのも困難になるほど足の動きが悪くなっていたから。そもそもフットバスに必要性がなければ、価格がどんなに安かろうとも買わない方がいい。

その品を手に入れるべき理由があり、その価格が妥当であれば買うべきなのだ。

ダメ元で価格交渉するのもいいだろうが、それは、価格交渉が実現しなければ買わないとキッパリ判断できるものだけにしたいと、今の俺は考えている。

投資をするようになって、機会損失こそが一番大きい損失だと学んだから。

機会損失はいつも目の前にある

売買はお互いの売りたい、買いたいという意思が成立して実現する。仮に売り手が価格交渉にヘソを曲げたら取引にならないし、価格交渉に応じてくれないことに買い手がヘソを曲げて買わないケースも多々ある。でもさ、本当にそれでいいの? 欲しいものだったんじゃないの? 本当は気に入ってたんだけど、値引きがないからやめるなんて本末転倒、時間の無駄。物事の大事と小事が逆転してる。

投資をしていると、こんな機会損失は毎日、毎時、毎秒起こる。

明日の株価は大暴落するかもしれない。暴落から反発してすぐに元値より高くなるかもしれない。投資信託の積立て買付日が一日違うだけで大きく損をすることも俺は体験した。投資仲間の中には、昨年末の株価暴落に怯えて、積立額を減らしてルール違反した者もいる。

どの投資先にどれだけの額を投入するか。事前に綿密に計算していても目の前の価格に惑わされて、せっかくの利益を得る機会を失ってしまう。買い物と同じなのではないかと俺は思う。

買うべきと判断したものは今買うべきなのだ。今とは買える条件が整っている今だ。

「少しでも安い方がいいだろう」は消費者の思考。

投資家を目指している俺は「きちんと検討したものが適正価格なら買う」という思考と行動でありたい。

機会損失は目に見えないから恐ろしい。投資をした俺は300万円を得たが、もしも投資をしなかったら何も得られなかった。投資という機会を逃した俺は、その損失に気づきもしないだろう。

何かを買って損をするのは修正が利く。機会を失った損は取り返しが利かない。時間は戻らない。

人生で一番大きな損失は何もしないこと。いつまでもゼロのまま。行動するから可能性が生まれる。

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