
世の中が明らかにシフトしている。
集合から個の時代にね。
いくつかの実例と、その波にうまく乗る考え方をまとめてみようと思う。
小型のテレビが売れなくなっている。

地上波デジタル放送の特需以降、37型以上の大型テレビの出荷台数は横ばい。
36型以下中型、小型テレビはじわじわと需要が落ちている。
家族の団らんに必要な大型テレビは必要とされているが、単身者はテレビを必要としていなくなっている。
俺も家族と過ごすとき以外はテレビを全く見ない。録画もしない。
自分の空いている時間に、その時自分が興味のあるネット配信動画を見るだけ。スマホやタブレットでね。
みんなが見ている番組、情報というマスメディアが成立しなくなっているのだ。
マスメディアの代表だった新聞はどうだろう?
テレビよりも、みんなが肌で感じていると思う。新聞が読まれなくなっていると。

イメージ通りの統計だね。
コンビニに新聞が置かれなくなって久しい。
20年くらい前は、コンビニのレジの前に新聞置いてあったよね。それが今はない。
コンビニは売れる物しか置かないから、それがなにより世情を物語っている。
個人の情報端末。
テレビ、新聞の需要が落ちているのは、やはりスマートフォン普及の影響が大きい。
CDやDVDが売れなくなっているのも、一人一台の情報端末で音楽を聴きたいからだ。
音楽もアルバム単位じゃなく、好みの一曲だけ買えればいいもんね。
そういう意味では、音楽の需要も集合から個に需要が変化したと言える。
需要に合わせて、市場も変化していく。
これまで有効だった商品が売れなくなれば、自然と企業も売れる商品へと開発販売をシフトしないといけない。
でも、テレビ局や新聞社は方向転換が難しいだろうね。あまりにも主力に特化しすぎてて。
だから、消費者だけでなく、企業も小回りの利く中小企業の方が、有利な時代になるかもしれない。
いや、むしろ個人でのビジネスの方が、より個人の消費者のニーズに特化できる専門性を持てそうだ。
大量生産からオリジナリティーへ。
大衆という集合に有効な情報、商品を大量生産して利益を上げた時代が終わった。
みんなが見ているメディア、みんなが持っているブランドという価値は終わり、これからは自分だけに最適化されたメディア、所有欲を満足させるインスタ映え(笑)する商品、機能的な商品という価値が重視される。
投資も個にシフトする。仮想通貨取引は、特定の国家や組織に依存しないシステム。
売り手と買い手をつなげるために取引所、販売所があるだけ。
メルカリのような個人売買システムは、今後さらに普及、発展するだろう。
個人の時代を泳ぐために
自分は何が好きか。自分は何ができるかを知って、人に伝えられるようになること。
一流大学を出た、一流起業に勤めているという古い価値観ではなく、自分は何者なのかを世界に伝えられること。
東大の名前をフランス人は知っているだろうか? 俺はフランスの一流企業を知らない。でも、フランス人でレトロゲームの保存、収集をしている人は知っていて、Twitterでお話をすることはある。その人がやっていることに興味を持ち、その人を知りたいと思う。
そういう繋がり、その自分の好きなスキルで、収入が得られるようになれば理想。
仮想通貨の存在意義に、ある活動をしている人に、容易に資金提供できるという性格がある。
通貨の換金も銀行口座を通す必要もない。世界中の個人から個人への直接の資金提供が可能。
つまり、自分のスキルを適切に発信できれば、それに対し世界中の個人から、賛同と資金を得られる時代というわけだ。
自分の好きなことを、人に賛同を得られるまでに磨いてスキルにすればいい。それが個人の時代の泳ぎ方。
質問や感想、雑談など待ってます